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midnight snack

日本では「シメのラーメン」というけれど、ドイツでは「シメのケバブ」という。どちらの場合も、正気の沙汰ではなく、酔った弾みの空腹を満たしたいという錯覚に、罪の意識なく軽く乗っかる感じ。だから、オスロで出会った、ジャンク感の薄いこの看板には、くぎ付けになった。だって、この笑顔。「シメのケバブ」を表現しているのか、「美味しいケバブ」をアピールしているのか、表裏一体な感じがたまらなく惹かれる。「うっしっし」か「やっほっほ」、呑兵衛かシラフかで全然意味が違ってくる。 ふと思う。「オスロのシメ」は何だろう。想像するに、ここのケバブは酔いがさめるほどの値段だろう。正気に戻れるという意味で、オスロで「シメのケバブ」はありかも。 After bar hopping, a midnight snack in Japan is, no doubt, ramen, but in Germany it will be kebab. In both cases, it is a classic example of insanity, taking an advantage of a drunken delusion of wanting to satisfy hunger, which is […]

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BER-OSL

小学生の頃の私は、この景色を見るとは夢にも思っていなかった。ここはオスロ、クリスマスの翌日。 SNSのお陰で小学校時代の友人と30年ぶりに繋がった。でも正直、自分の人生で小学校がことさら思い出深いわけではなく、この先の展開にあまり期待はしていなかった。ただ、実際に会ってみると、校庭で一緒に遊んでいた時と同じ、飾らない会話が楽しかった。そうだ、あの頃の私たちには肩書もキャリアもなく、同じことに笑えるか、同じことが好きか、どんな食べ物が苦手か。そんなことが一番先頭にあった気がする。ただシンプルに毎日を生きていた。 その証拠に、一番印象に残っている彼の思い出と言えば、生のニンジンを丸ごと一本食べて、親から500円のお小遣いをもらったことだもの。おまけに、私たちはこの話に大熱狂した。実にシンプルだ。ニンジンからオスロへ…誰が想像しただろう。 When I was ten, I never imagined that I would see this scenery. This picture was taken from a friend’s house in Oslo on the day after Christmas. Thanks to SNS, I re-encountered an old 4th grade classmate after 30 long years. […]

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